2016-05-14

Arch Linux の ufw を 0.35-2 にアップデートするときの注意点

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Linux でのファイアウォール

Linux でファイアウォールを実現するためにはいろいろな方法があり、ユーザの好みや実現したい目的によってツールを切り替えることができます。挙動を細かくいじりたくて iptables を直接操作するのが好きな人もいれば、firewalld や ufw といった iptables のフロントエンドを使って、楽をするのが好きな人もいます。ちなみにわたしは Arch Linux で ufw を利用しています。

週 1 くらいのペースでパッケージのアップデートをしているのですが、今日 (2016-05-12) ufw を 0.34-1 から 0.35-2 にアップデートしたところ、外部からのパケットを一切寄せ付けないコミュ障サーバになってしまったので、原因を調べました。

結論: .rules ファイルの置き場所が変わった

どうやら、このバージョンで .rules ファイルの置き場所が変わったようです。

0.34-1 以前

/usr/lib/ufw/user.rules
/usr/lib/ufw/user6.rules

0.35-2

/etc/ufw/user.rules
/etc/ufw/user6.rules

パッケージアップデートの際に、pacman によって .rules ファイルが /usr/lib/ufw/user.rules.pacsave/usr/lib/ufw/user6.rules.pacsave のようにリネームされているので、これらを新しい置き場所に移しましょう。

/etc/ufw 以下に配置されるようになって、あるべき場所に移動したという感じがします。